スコッチウイスキーの中でも、一つの蒸留所のみで作られた「モルト(大麦麦芽)だけを原材料としたウイスキー」のことをシングルモルトウイスキーという。
スコットランド各地にはモルトウイスキーだけで100を超える蒸留所が存在します。スコットランドの中でも、ハイランド、ローランド、スペイサイド、アイラ、キャンベルタウンの5つの地域を伝統的な生産地域に定められている。
目次
ハイランド
ピートがして飲みごたえのあるものが多く、北部ほどその傾向が強い。
グレンモーレンジ オリジナル
複雑かつ華やかで、「香りのデパート」と評される。スコットランドで最も飲まれているシングル・モルトである。
スペイサイド
スペイサイドモルトは、全モルト中で最も華やかでバランスに優れた銘酒揃い。
グレンフィディック12年
世界で一番飲まれているシングルモルト」。世界全体でのシェアはおよそ35%にのぼる。
ローランド
穏やかな風味のウイスキーが多い。
オーヘントッシャン
スコッチ・ウイスキーの中で唯一、3回の蒸留行われる。そうすることでアルコールの純度が高くなり、柔らかくクセがない風味に仕上がっている。
アイラ
蒸留所は海辺に建てられており、その影響からアイラ・モルトはヨード臭がし、さらにピート由来のスモーキーさを持つ。
ラフロイグ10年
その風味は薬品、消毒液、タールにたとえられることがあり、好みが分かれる。チャールズ皇太子愛飲の酒としても知られ、シングルモルトとして初めてプリンス・オブ・ウェールズ御用達の勅許状が与えられた。
キャンベルタウン
香り豊かで、オイリー、塩っぽい風味を持つ。
スプリングバンク10年
全てのモルトウイスキーの中で最も塩味が強いと評される。
まとめ
シングルモルトウイスキーは生産する地域によって特徴があります。飲み比べてお好みの1本を探すのも楽しみの一つです。
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