1月も残りわずかになり、寒さも厳しくなってきましたが、皆様いかがお過ごしでしょうか?
冬真っただ中ですが、カリブ海のお酒「ラム」が3種類あらたに仲間入りしました。
今回もお勧めできる銘柄になっってますので、お早めにお試しくださいませ。
チェアマンズ リザーブ ラム
セントルシア産ラム「チェアマンズ・リザーブ」。
セントルシアとは…
西インド諸島の中央部に位置し英連邦王国の一国たる立憲君主制国家です。北にフランス領マルティニック、南にセントビンセント、南東にバルバドスがあります。近年カリブで一番美しい島と呼ばれ旅行客が非常に増えています。
熟成年数:平均5年
原料のサトウキビはガイアナからの輸入。蒸溜はポットスティル(単式蒸留)とコラムスティス(連続式蒸溜)の両方を使用。最初9~2ヶ月は新樽で熟成、その後バーボンの空樽にて寝かします。使用の樽は主にバッファロートレースと少量ジャックダニエルも使用。
チョコレート、バニラ、コーヒー、蜂蜜、オークの味わい。
ラム J.M ゴールド
J.Mは1845年よりマルティニーク島でラムを生産していますが、その蒸留所はジーン・マリー・マーティン(蒸留所名の由来は、その頭文字「J.M」から)によって創建され、同島の北部に位置しています。もちろん、他の蒸留所と同様にアグリコール製法で生産され、AOCの厳しい生産管理規定に則って生産されています。
J.M蒸留所で特筆すべき部分は、マルティニーク島で唯一、原料のさとうきびを全て自社畑でまかなっている事です。アグリコール製法においては「いかにフレッシュなサトウキビジュースを用いるか」が非常に重要ですが、J.Mの場合は自社畑が蒸留所の周辺にあるため、収穫後1時間以内に破砕が完了します。また、蒸留は全て70%までに限定。フレーバーを可能な限り残すため、ノンアルコールの部分を最低でも30%は残すようにしています。
J.Mラムのゴールド(=パイユ)は、サトウキビの味わいが溢れ出すボトリング。リムーザン・オークの樽で1年以上熟成されておりますが、舌を包み込むほどのねっとりとした甘さが特徴的です。
フロール・デ・カーニャ 12年
産地 : ニカラグア
フロール・デ・カーニャ蒸留所は1890年にニカラグアのチチガルパで創業以来、高品質のラムをつくり続けてきました。同蒸留のラムは、11月の乾燥期に刈り取ったサトウキビのモラセスを原料にファイヴ・コラム・スティルで蒸留後、180Lの小さなホワイト・オーク樽で熟成してつくられます。
12年はバター、トフィー、焼きリンゴを思わせるフルボディな味わい。ブランデーグラスで手で温めたり、ニートやロックでお楽しみください。
以前から国内でもラム愛好家の方や一部の方からは高い評価を得ていましたが、正直もっともっと知って欲しい「フロール・デ・カーニャ」。このコストパフォーマンスの高さは高騰が続くラムの中だけに際立ちます。
海外のバーテンダーからも品質の高さをよく聞くブランドです。
程良くウッディーな熟成感とナチュラルな原料由来のラムらしい甘み。
コメント